こんなお悩みはありませんか?
- 朝起きたときに目がゴロゴロする
- 視力が不安定だ
ドライアイとは
ドライアイ=渇き目ではない
「ドライアイ」と聞くと、文字通り目が渇く病気と思われがちです。しかし、ドライアイとは、目の上の涙が安定して広がらないことで視力が不安定になったり、まぶたとの摩擦が発生し、ごろごろすることが主症状となる病気です。ただ水分だけを足しても良くなりません。ここ数年の間に新しい目薬が発売されています。適切な目薬を使用すれば短期間で症状が改善されます。
欧米とのドライアイのタイプと異なり、東南アジア人の中でも特に中国人、韓国人、日本人は、涙の成分のひとつである「糖蛋白(ムチン)」が足りないドライアイが多いと言われています。
「ものが見えづらくなった」「メガネやコンタクトレンズの度数が合わない」という自覚症状をお持ちの患者様はドライアイであることも多く、適切な治療をすることで、症状が消え視力が改善することもあります。
ドライアイの症状
- 視力が不安定になる
- 目がゴロゴロする
- 涙が出る
- 目が赤い
- 目やにが出る
- 目が痛い
- 目が重い
当院でのドライアイ治療
治療の流れ
1カウンセリング
患者様の症状やライフスタイル、生活環境などについて、詳しくお話を伺います。
2検査
涙の量を調べる検査や、目の表面の状態や涙の安定性を調べる検査をおこないます。
3薬の処方
最近では、涙の染色パターンから適切な点眼薬を処方できるようになっています。点眼薬を一定期間使用する事で、視力の安定化やゴロゴ感などの自覚症状が改善したり、花粉症による炎症の改善も期待できます。
涙点プラグ(シリコンプラグ、液体コラーゲンプラグ)とは?
シリコンプラグは、涙の出口をシリコン製のプラグで蓋をして、分泌された涙を目の表面にためることで、ドライアイの症状を改善する治療法です。
液体コラーゲンプラグは、体温でかたまる液体のコラーゲンを涙点から注入し、マイルドな涙道閉鎖をする事で涙の量をコントロールします。どちらも痛みがなく、施術も数秒〜数十秒で終わります。
涙点プラグを使うことによって目薬をさす回数を減らすこともでき、コンタクトレンズユーザーや、忙しくて目薬がきちんとさせない方、ご自身で目薬をいれるのが難しい方にもおすすめしています。
眼の症状を改善させるために
空調が効いている部屋で過ごしたり、パソコンやスマートフォンを見続けると、まばたきが減り、目はドライアイになりやすくなります。目が乾くといった症状のない方でもドライアイの治療を行うことで視力の改善や眼精疲労の改善が期待されます。
院長からのアドバイス
ドライアイは、視機能や頭痛・肩こりと関係があることもあります。最近は新しい良い薬が出てきます。比較的短期間で症状が良くなることもあります。QOLを向上させるためにも、ドライアイという病気を軽く考えずに、眼科医による治療を受けましょう。